首都圏を走るJRの通勤電車に新型車両のE235系を投入!! 14:15
JR東日本が山手線に投入を進めている新型車両のE235系の運用を、首都圏の中距離電車にも広げる事が2018年9月3日(月)に明らかとなった。
先ず中距離電車の運用に入るのは2020年以降、東京を経由して神奈川県と千葉県を結んでいるJR横須賀線・総武線快速に投入される。
ちなみにE235系の量産先行車は2015年から、量産車が2017年から共にJR山手線で営業運転をしている。
今後投入されるJR横須賀線・総武快速線の現在の主力車両は1994年の平成6年に登場したE217系電車が現在活躍中。
これを2020年度以降に新たに新造されるE235系に順次置き換えとなる。
横須賀・総武快速線に投入される新型車両数は、グリーン車が連結してある11両の基本編成が51本、4両の増結編成が46本の計745両。
運用区間は横須賀線の東京駅〜久里浜駅間、総武快速線の東京駅〜千葉駅間、総武本線の千葉駅〜成東駅間、外房線の千葉駅〜上総一ノ宮駅間、内房線の蘇我駅〜君津駅間、成田線の佐倉駅〜香取駅間と成田駅〜成田空港駅間、そして鹿島線の香取駅〜鹿島神宮駅間となる。
JR東日本は快適性を高めたこのE235系を次世代の標準型車両として位置付けている。
この新型車両を大量投入する事で、車両の生産や整備等のメンテナンスといったコストの低減を目指している。
今後はグリーン車やトイレを備えた中距離電車向けの編成を横須賀線や総武差快速線以外にも東海道線や高崎線、宇都宮線等にも順次投入する方針である。
さて、現在宇都宮線や東海道線で活躍している主力電車のE231系の1次車は2000年の夏頃にデビューして約18年が経過している。
電車としてはまだ若い方だけれど、209系時代から続くコスト半分、寿命半分、重量半分と言う合い言葉となるモットーが受け継がれ、E231系もこのモットーで製造されている。
まあ、E217系も全て半分と言う車両だけれど、本格的な改修によって現在も主力電車として活躍している。
E217系やE231系も、E235系に置き換えとなれば、廃車にはせず改造工事を行い、他のローカル線に移動する事であろう。
例えば今現在活躍中の外房線や内房線を走る209系、宇都宮線の宇都宮〜黒磯間や日光線で活躍する205系、群馬県の高崎地区や長野県で活躍する211系等。
平成時代に主力電車として活躍した車両達もあと数年後にはお役御免となりそうだ…。