宇都宮城本丸跡

富士見櫓を見終えて帰ることにしよう。 今はポケモンGOをやっている連中だらけになっているこの広場も嘗ては宇都宮城の本丸があったところだ。

さて、この本丸御殿が建てられていたお城は宇都宮城釣天井事件の舞台となったところだ。
ちなみに宇都宮城釣天井事件とは、徳川秀忠が日光参拝の帰路に宿泊予定だった宇都宮城で不審な普請がなされているとの報がもたらされ、秀忠は夜を徹し江戸城まで帰ったという逸話である。
これは将軍が宿泊する部屋の天井を深夜に落下させる仕組みがなされていたとされているのだ。
そしてこの件もあり当時の藩主の本多正純は改易されてしまうけれど、後の調査ではこの釣天井の仕掛けはなかった事が明らかになっているようだ。 思い込みや勘違いって怖いね…(苦笑)
さて、帰りはこの監視カメラだらけのエレベーターを使うことにしよう。

エレベーターに乗るとこの真下にある宇都宮城ものしり館に行くようだ。
ちなみに清明台の土台の土塁にコンクリートの出入り口が見えるだろうけれど、この土塁は昔ながらの土を固める工法ではなくコンクリート製の枠の上に土を盛ったものらしい。

そして次回は宇都宮城ものしり館に入る。 ものしり館では宇都宮の城下町が出現!?(笑)
最終回に続く。