馬頭院馬頭観世音

さて、馬頭院の本尊は馬頭観世音菩薩である。 この馬頭観世音は田舎町の旧道、昔ながらの街道沿いで良く見かけられる石仏があるのをご存知だろうか?
馬頭観世音は馬と共に生活する人々の中に馬の無病息災を祈る民間信仰が生まれ、農家では農耕馬等を、馬の産地では生まれ育つ仔馬達を、そして馬稼ぎの人々にあっては馬と歩む道中の安全の祈りを捧げ、また道半ばで力尽きた馬の冥福を祈ったりと、そんな理由で馬頭観音は作られたという。
馬頭院には勿論それを供養する御堂がある。

次回はその御堂をレポします。
後編に続く。