五十里ダムに到着

羽黒山梵天祭の散策を終えた我々はこの当日最大のメインである秘境駅に向かっていた。 当初この五十里ダムの散策予定は無かったけれど、丁度通ったので休憩も兼ねて少し散策をすることにした。


さて、五十里(いかり)ダムは鬼怒川の支川である男鹿川を堰止めて重力式多目的ダムによる人造湖として1956年の昭和31年に当時の日本では最も高いダム(高さ112m)として造られた。
五十里ダムは男鹿川を洪水による下流河川の氾濫を防ぐ為の洪水調節や農業用水の供給、そして発電を目的として造られた重力式のコンクリートダムである。


時刻は肌寒くなって来た15時過ぎ。
冷たい秋風が吹き抜け、そしてこの当日は北東の風が強まる中、国道121号線会津西街道沿いにある五十里ダムに到着。 山深い山中に巨大なコンクリートの塊が出現した。 ちょっと圧倒された。

此方側は旧藤原町となる現在は日光市となった川治温泉側である。 ダム側から流れている川は男鹿川で、このままもう少し流れていくと鬼怒川に合流することになる。

ちなみにこの旧藤原町は2年後輩の幼なじみ(勿論男w)と秋頃の連休と冬休みに川治温泉街に遊びや雪を目的に何度かJR日光線から東武鬼怒川線野岩鉄道を乗り継ぎ電車で来たことがあった。
旧藤原町はこの幼なじみの祖父母宅があった場所で、野岩鉄道新藤原駅付近のお寺でお墓参りにも来た覚えがある。
一番の思い出は何を思ったか吹雪が吹き抜ける中、新藤原駅から龍王峡駅までの国道沿い(旧道含む)を歩き、途中で大型トラックの運ちゃんに声を掛けられ龍王峡駅まで乗せて貰ったことがあった。
人生としてはそれが初ヒッチハイクでもあったかな(笑) まあ、それが最初で最後のヒッチハイクでもあったのだが…(笑)
懐かしい思い出だ。
それにしても、男鹿(おじか)…我々がこれから目指している関東有数の秘境駅もこのような名前が付いていたりするのだ…(笑)
っていうか、ネタバレになってしまったかな?(笑)
次回中編に続きます。