都々古別神社、御田植祭

さて、今回訪れた八槻の都々古別神社は毎年、旧暦となる1月6日に御田植祭が行われるとか。
この御田植祭は国指定無形民俗文化財に指定されているらしい。
ちなみに御田植祭とは、豊作を祈って神楽を奉納するお祭りで、拝殿において一連の稲作風景がユーモラスな舞と掛け合いにより演じられ、能狂言風な所作による田遊びで、これが国の重要無形民俗文化財に指定されているとか。
このお祭りは宮司祝詞奏上に続いて、楽人による奉納の舞が行われ、順は最初に神楽→松舞→巫女舞→幣舞→せき検分→めばらい→田うない触れ→田うない→→くろば落とし→水取り→代かき→畔ぬり→あしおとめ→お種祈祷→種播き→鳥追い→田植え触れ→田植え→水口祭り・天狐の舞い→中昼の順に行われる。
そして最後には楽人全員で「中飯中飯」と言って、切り餅を参拝者と参列者へ投げ配り、祭りが終わる。
この御田植祭の伝来時期は明らかではないけれど、形態から室町時代以前に遡ると思われ、約400年続く伝統行事である。
画像は拝殿の左側に何やら木が祀られていた。