どろんこ裸祭りに向かって出発

千葉県四街道市で毎年、曜日に関わらず2月25日(雨天決行)に和良比皇産霊(わらびみむすび)神社の境内で五穀豊穣と厄除けを祈る伝統行事が開催される。
この伝統行事は「どろんこ祭り」として全国に広く知られる。
祭りの内容としては、豊作を祈願する神事で始まり、裸衆祭礼、神田(しんでん、)となる御手洗池で、しめ縄の藁を稲に見立て、田植えをする。
そして幼児祭礼も行われ、これは子供参りとも言われ、この日に備えて着飾った満1歳未満の幼児を父親が抱え、神田にて額に泥を塗って貰うと厄除けになると伝わっている。
祭りの終盤戦には神田で騎馬戦や泥投げと続き、名称のとおり泥だらけのお祭りとなる。
ちなみに参加しているふんどし姿の裸衆が泥まみれになるばかりではなく、見物をしている観衆にも泥が飛んで来るらしく要注意とのことだ。
そして泥んこ裸祭りの最後には神社総代を胴上げして祭りはこれで終わりとなるとか。
今回の散策は同僚の希望により、そして今年2017年に開催されるどろんこ裸祭りは曜日も土曜日となるので行ってみることにしたのだ。
時刻は朝8時前の栃木県小山市付近を走る新4号国道バイパスである。 同僚が小山市で用事があったのでここから今回の散策はスタートとなる。

そして走ること約15分、栃木県や埼玉県、茨城県の県境が入り組んでいる利根川に掛かる新利根川橋だ。

この日の天気は朝から気持ち良い程の快晴である。