見所色々樹海ライン

この樹海ラインは国道でありながら洗い越しと呼ばれる沢が道路を横切っている区間が幾つか存在しているのだ。
ちなみに洗い越しとは、橋を架けるまでもない沢、基本的に山肌から流れてくる川の流れをわざと道路の路面上に通している個所の事を洗い越しと言う。 アマゾンとかで良く見かけるジャングルの道に川が流れているところがある、あのような道が日本にも存在しているのだ(笑)
ちなみにこの洗い越しの部分は緩やかなV字型になっていて、この部分に水が流れるようになっている。 水量は雪解け水や雨の雨量によって上下するけれど、車やバイクが流されるような事は殆ど無い。
洗い越しの水の量もまあ、この道路は連続雨量80mmで通行止めとなるので、水量が多い時は当然ながら通る心配も無いだろう…(笑)
時刻は13時5分。 360℃見渡す限り山だらけである(苦笑)

そして奥只見湖沿いにある樹海ラインでは意外にもただ一つしかない照明無しのトンネル、グミ沢トンネルがある。
今使われているグミ沢トンネルは2代目で、初代は奥只見湖側に今でも存在しているらしい。 まあ、存在していてもトンネルは封鎖され、橋も落とされているので行く事は出来ないけれど、酷道沿いから見る事は出来るみたいだ。
初代トンネルの姿を見てみたかったけれど、時間の関係上スルーしてしまった。
ちなみにこの樹海ラインの酷道は他にも見所が色々とあり、新潟県福島県の境にある橋や、先程紹介した洗い越し。 そして更には万年雪と言う1年以上雪解けしない雪が酷道沿いから見る事も出来るのだ。 他にも水力発電用の水路が小高い山から一気に下に落下する水路も圧巻であった。 次回もしこの酷道に来る事があればこれらを撮影したい。
さて、時刻は13時55分。
福島県檜枝岐村のまる家の蕎麦屋から尾瀬沿いや奥只見湖沿いを走る国道352号線酷道、樹海ラインを通り約1時間40分。 新潟県魚沼市の奥只見湖に到着した(笑)

日本有数の山深い奥にある超が付く程の秘境に我々は初めてやって来たぞ…(笑)
次回その2に続きます。