駐車場から奥只見ダムを眺めながら

秘境奥只見と書かれた名称板。

名称板の裏側に巨大な堤高157mの巨大な奥只見ダムの全景を捉えたぞ。

ちなみにこの堤高157mの規模は、重力式コンクリートダムとしては全国第1位を誇り、単純にダム高だけで見ても全国第5位のランクにあるそうだ。
このダムは日夜、そして年中、その発電した電力は山脈を越え我らが関東へ、そしてその一部は東北地方へと毎日配電されているのだ。
ダム側から下流域を見てみる。

四方に広がるこの谷は岳人でさえ入山を躊躇う程かなり奥深く我々が来た尾瀬方面等は遙か彼方である。
大きい川はあるのにその下流へ行く道が存在しないというのも、この地の険しさをよく現している。
ちなみにこの谷の主である只見川沿いを下ってもすぐに大鳥ダムがある。 更に大鳥ダムの下流にはこれまたダム湖田子倉湖もあり、この奥只見はトンネルが無ければ陸路なし、水路なし、空路不可能という絶対拒絶の谷がこの奥只見地域なのである。 本当にここは日本有数の秘境なのだ。
ちなみにこれらダム群が出来る前には、当然道や集落もあったとか…。
酷道となる国道352号線の樹海ラインや、この奥只見地域は秋になると紅葉で絶景が素晴らしいだろう。
ただ近くにある越後駒ケ岳の初冠雪も早いらしい…。
次回その4に続く。