新しいクラブワールドカップサッカーが誕生へ!? 10:00

FIFA国際サッカー連盟は来月に緊急会合を開き、毎年年末に開催されているあのクラブW杯の改革案について話し合うようだ。


ジャンニ・インファンティーFIFA会長は、ナショナルチームの各大陸王者を一堂に会して開催されて来たあのFIFAコンフェデレーションズ・カップを廃止する意向と語っているらしい。
そしてこのコンフェデ杯に代わって2021年からはクラブW杯の規模を拡大して、4年に一度のW杯のプレ大会として実施する案を提唱している。
ちなみに現行のクラブW杯は今年末にUAEで開催される大会で一旦終了し、2021年の6月まで行なわれない予定。
新たなレギュレーションの下で、クラブW杯は大きく生まれ変わる予定となっている。


さて、この新しいクラブW杯の出場クラブ数は現在の7チームから24チームに増加予定らしい。
陸別の枠を見てみると、欧州はチャンピオンズ・リーグ王者やヨーロッパリーグ王者を含めた最多12クラブがエントリーされ、南米からは4クラブ。
アジアや北中米・カリブ海、アフリカからは各2クラブ。
オセアニアと開催国からは1クラブの出場予定となっている。


この新しいクラブW杯で、3大会12年間のスポンサードを担うのは日本のソフトバンクを中心とするコンソーシアム(投資グループ)で、UAEサウジアラビア、中国といった国々が参画しているらしい。
これはテレビ放映権やチケットセールス、更には開催地の選定等を共同で管理や運営をしていくとか。
ちなみに12年間のスポンサー総額は250億ドル(約2兆7500億円)に上ると、英紙や米メディア等が報じているようで。


2021年大会は翌年のW杯がカタール開催となる為にアジアで新生クラブW杯がお披露目されることとなりそうで、第1回大会がもしかしたら日本開催の可能性もあるらしい。
ちなみに問題もあるようで、UEFA欧州サッカー連盟はシーズン終了直後に行なわれるカレンダーに難色を示しており、各国の有力クラブの反発も予想され、今後の調整はひと筋縄ではいかない可能性もある。


それにしてもこのクラブワールドカップの毎年開催が今大会で終了となれば、欧州クラブ王者と南米クラブ王者が戦う1960年に第1回インターコンチネンタルカップとして始まった伝統の風物詩、あのトヨタカップの名で親しまれたサッカーのクラブ大会がついに途切れることとなるな。
毎年年末の楽しみに見ていただけに残念…。