聖神社から和銅採掘遺跡に出発

聖(ヒジリ)神社を散策した後は、そのまま徒歩約15分のところにある和銅採掘遺跡(ワドウサイクツイセキ)に向かう事にした。
さて、これから探索をする和銅採掘遺跡は和銅露天掘り跡とも呼ばれる。
続日本紀には、ここは708年の慶運5年の正月に秩父から和銅を献じられ、元明天皇は非常になり、同年1月11日に年号を和銅改元されたと言う歴史がある。
和銅の産出場所は、秩父地方の相当広い範囲にわたるものと考えられているけれど、和銅を最初に発見した所がこの黒谷の和銅採掘遺跡と伝えられている。
ちなみに周辺部では和銅に因む地名が数多いのも、この黒谷の土地が有力な一拠点を示すものであるらしい。
時刻は11時6分。 聖神社の参道から山側に上って行くと、社銅之遺跡と書かれた石碑や古びた道路情報案内板があった。

このタイプは自分が小学校高学年の頃に峠道に入ると良く見られたものだけれど、ここ最近では撤去が進みすっかり見る事も無くなった。
このタイプは意外とレア度は高い。

ちなみに聖神社には当時の和銅鉱石と、和銅製の蜈蚣(ムカデ)が宝物庫に収められているそうだ。
拝殿で売られている背面に銭神と書かれた和同開珎のお守り(500円)もあるそうで、これは金運アップの効果があるらしい。
500円なら欲しかったな…。 拝殿は混雑してたからスルーしてしまったのが今思えば少し後悔である…(苦笑)
さて、新緑が涼しげな山道を上がって行くと和銅遺跡徒歩12分、500mと書かれた案内板があった。

時刻は11時9分。 更に和銅遺跡徒歩10分と書かれた案内板が出現。

ちなみに画像では誰も写っては居ないけれど、現実はGW前半戦とも重なっていたせいか観光客の人通りは激しかった。
しかもこの当日は気温が真夏日ともなっていて汗ばむ陽気でもあった…。
次回その1に続きます。