白河関跡〜従二位の杉と旗立の桜〜

散策路を更に歩いていると巨木の杉の大樹が八方へ枝を延ばしている従二位の杉があった。

この従二位の杉は鎌倉初期の歌人で「新古今和歌集」の撰者の一人である藤原家隆が手植えし奉納したと伝えられといる。 杉の樹齢は約800年と推定される。 ちなみに全体像は逆光で暗くなったので撮影はしなかった。
そして従二位の杉の近くには旗立の桜と言うのもあった。

この旗立の桜とは1180年の治承4年に源義経が平家追討で平泉を発し、この神社に戦勝を祈願するのに旗揃えをした。
その際にこの桜に源氏の旗を立てたと伝えられている。