森田トンネルを潜り抜けて小塙駅に到着

総延長356.31mの森田トンネルの構造型式はコンクリート造りでファサードは馬蹄形(ばていけい)甲型という断面である。
トンネルは全体的に狭い断面形状であるのでトンネル内に電線が張れず、この為に烏山線は非電化となっている。
トンネル最大幅は4.5m、レール面上の高さは4.6m、覆工厚0.48mで、トンネル内の最大勾配は25‰(パーミル)がある。
ちなみにこの25‰とは水平距離1000mに対して高さが25mの勾配をいう。
烏山線建設工事概要によると、使用セメント量は10297樽(バレル)、約1230キロあることが記されていて烏山線には鉄道唱歌が残されており、その中で当時は工事の過酷さや、難工事であったことが伺える。
さて、森田トンネルを潜り抜けた。
驚くことに線路沿いの掘り割りにも撮り鉄が居た。

これは大変に危険な行為である。
森田トンネルから約3分、JR烏山線此方も唯一となる秘境駅である小塙駅に到着。

小塙駅は曲線になっている駅であり、此方も撮り鉄が大勢居た。